OWAS分析をご存じでしょうか?
OWAS法とは、フィンランドで開発された、作業姿勢の分析方法です。
作業姿勢の評価法として比較的簡単に実施ができるので、国際的にもよく使われていると聞いています。
つぎの4つの項目の状態を判定していきます。
- 背部
- 上肢
- 下肢
- 手腕部の負荷(かかる重さ)
これらの状態について分類し総合的に判断して、4つのアクションカテゴリ(AC)で判定していきます。
AC1:この姿勢による筋骨格系負担は問題ない。改善は不要である。
AC2:この姿勢は筋骨格系に有害である。近いうちに改善すべきである。
AC3:この姿勢は筋骨格系に有害である。できるだけ早期に改善すべきである。
AC4:この姿勢は筋骨格系に非常に有害である。ただちに改善すべきである。
各項目とそれぞれのアクションチェックは下表のようになっています。
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OWAS分析で腰痛リスクを把握する
作業をされている皆さんや作業を見守っている立場の方であれば、なんとなく感覚的にこの作業姿勢はあまり良くないよな、というのは分かっていることもあるでしょう。
または自分の思い描いている動きと実際の動きに差がある人も一定数います。
動きの認識と実際にギャップが生じている方です。このような人は体を痛める可能性が高くなりやすいです。
作業スタイルや身体の使い方までOWAS分析で数値化してくれるので、大変わかりやすいと思います。
作業姿勢分析により腰痛リスクが数値化されます。
数値の大きい作業について改善を図っていく優先順位を付けることが行いやすくなるのも実用的に嬉しいところです。
また、現在は腰痛が発生していなくてもいずれ腰痛が発生する可能性も把握できるでしょう。
まさに、腰痛リスクの見える化によって、職業性腰痛の予防対策を進めることができると言えるでしょう。
OWAS分析はこう使う
使い方としては、実際の作業状況を観察する直接作業観察手法が主なやり方になります。
職場で観察者を選定して、各作業者の動きを観察して評価を行うやり方を採用したり、OWAS法の扱いに慣れた専門的な人材に来てもらい、順に作業者の動きを観察して回ったりする専門家巡視スタイルという方式があります。
このような作業観察手法では、一日の作業の中の一部分で判断をすることが多いのも実情です。
カラダの部位の特定と評価に習熟した専門家に依頼をする方が均質的であり現場の方の負担も少なくて済むのではないかと思います。
アシストスーツの窓口では、腰痛リスクの見える化とその対策について専門家を派遣して課題解決サポートを提供しています。
アシストスーツの選定に先立って、自社の作業環境における腰痛リスクの見える化を、職業性腰痛対策の専門家と共に実施してみませんか?
OWAS分析シートは下記よりダウンロードできます。
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