介護施設向け アシストスーツはこう選ぶ!

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介護現場で使えるアシストスーツは?

介護現場で使うには、どのアシストスーツがおすすめなの?

という相談を受けることがあります。

ここでは、介護現場向けに設計されたアシストスーツや、他産業でも使用されていて、介護現場での使用にも向いているアシストスーツの特徴などをご紹介していきます。

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オーディオブック使いにもぴったり

介護現場で使用されているアシストスーツ

介護の日常をもっと安心、快適に。

J-PAS fleairy(フレアリー)

株式会社ジェイテクト

介護現場の声を取り入れ、介護現場での使用に特化したアクティブタイプのパワーアシストスーツです。

アクティブタイプでは業界最軽量クラス、かつフレームレス構造で長時間の着用でも疲れにくく、狭い所でも動きやすいのが特長です。

衣服素材を多用することで,利用者様に触れても安全で,かつ介護現場で活躍する女性にも優しい設計となっています。

必要な時に必要なアシスト力を発生するアクティブタイプのため,普段の作業の邪魔をすることなく負担を軽減します.特に中腰姿勢保持では、約94%の負担軽減効果があり,移乗介助や立位状態での介助、中腰でのシーツ交換、入浴介助など、多くの場面での活躍が期待できます。

着脱は,約20秒と簡単で、装着したまましゃがんだり、座っての事務業務も可能です。

画像提供(https://active-life.jp/jpasfleairy/)

タイプ価格(税込)  原理レンタル
動力あり30万円台モーター式    あり

主な業種:介護サービス
サイズ
S・M・L
重量:約1.6㎏(装具除く)
連続稼働:4時間

中腰サポート:あり
特徴:フレームレスのベルト巻き上げ式

   防水防塵IP55をクリア(浴室作業可)
   立位保持介助で腰部負荷59%低減
   中腰姿勢保持で腰部負荷94%低減

   左右に便利なポケット付き
   汚れても安心 洗える装具
  

【装着の感想】
フレームがない衣服型のため、介助時も他の作業の際にも装着している感が少なく、邪魔をしないのが特徴です。

立位サポートや中腰姿勢でしっかりとしたパワーアシストを感じることができます。

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HAL®が変えていく介護の未来

HAL®腰タイプ 介護・自立支援用

CYBERDYNE株式会社

腰の部分のセンサーが動きを検知して持ち上げ時の身体を起こす動きや、前傾・中腰姿勢のサポートをアシストしてくれます。
電極を貼って、生体電位信号によるパワーアシストと、電極を貼らずに作動する2つのモードが搭載されています。

介護現場では電極を貼らずに使用する方法がおすすめです。
電極を貼らずに使用できるCACモードでも瞬時に身体の動きに合わせたアシストが特徴です。
身体と接する面積が少ないタイプのアシストスーツなので、長時間の装着でも邪魔にならない工夫がされています。

 

介護者が装着することで、介護動作時の腰部負荷や腰痛発生リスクを低減することができます。

移乗介助はもちろんのこと、中腰姿勢での連続作業が中心となる体位変換や衣服交換場面や入浴介助場面でもしっかりと腰へのアシストをしてくれます。

(画像提供:~PRESENTED BY CYBERDYNE~)

タイプ対象作業連続稼動重さ
動力あり移乗、体交、着脱、入浴ほか約4時間3.1㎏

サイズ1サイズ(140~180㎝)
重量:約3.1㎏(バッテリー含む)
連続稼働:約4.5時間

中腰サポート:あり
使用場面:屋内・屋外
特徴:防水防塵性能 IP54

2つの用途で活用できる装着型サイボーグ!
介護支援用途に加えて、要介護状態の方が装着することで、弱った足腰などの身体機能の向上を目的とした「自立支援用途」にも使用することができる、他にない機能が特徴です。

【装着の感想】
腰の部分に装着するタイプですので、肩ベルトに引っ張られることなく身体を腰から起こしてくれたり、中腰では腰部分の前傾を後ろから引っ張ってくれるような感じで大変安心感があります。
介護施設では、介護業務での中腰作業や入浴介助に使用されているケースも増えており、腰痛対策や業務負荷の軽減とともに介護する側される側の双方に優しい介護の実現に向けて注目されています。
毎年開催されているHAL好事例大賞では自立支援用途と介護支援用途の両方でその効果が出ているという発表がなされています。
小型の本体で長時間の装着でも苦にならない印象です。

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無動力ながらしっかりアシストを実現

レイボエクソスケルトン

株式会社加地

オランダで開発され、アジア圏総販売代理店である開発メーカーの株式会社加地によって、アジア人の体格向けにしっかりと調整されたアシストスーツです。
上半身を前屈させることで、ストラクチャーと呼ばれる支柱を通じて腰部ユニットに力を蓄えられアシスト力を発揮してくれる非動力式のタイプです。


胸の部分に位置するチェストパッドと大腿部のレッグパッドで、前屈時の身体のバランスを整えて、身体を支える構造になっています。
装着者のかがむ時に蓄えたパワーを、中腰姿勢が続く際には支え続ける力に、再び身体を起こす際には持ち上げる力に利用する、エネルギー回生システムを採用しています。


他機種と異なり、後ろから引き上げる方式ではないため、肩への負担がなく、腰椎への負担も軽減される仕組みです。
また、回旋動作やしゃがむ姿勢にも追随するので、装着の違和感が少ないモデルです。

画像提供(https://laevo.jp/)

タイプ価格(税込)  原理レンタル
動力なし・外骨格タイプ65万円前後支柱構造体(ストラクチャー)    なし

サイズ4種類(身長150~180㎝に対応)
重量:約2.8㎏
中腰サポート:あり
使用場面:屋内・屋外
特徴:簡単装着であらゆる動作を自然に

   チェストパッドには圧力分散に長けたエクスジェルを内蔵
   座る際はアシストON/OFF機構を切り替えるだけ
   アウター衣服の内部に着用することが可能

【装着の感想】
ストラクチャーを利用し、腰部ユニットに内蔵されたガススプリングの復元力を利用したアシスト形態です。
前へ屈む際は少し力が必要ですが、ストラクチャーからの反発が心地よくクセになります。
アシスト力はかがむ力や装着者の体格などにより異なりますが、ちょっとした動作でもアシストを実感できます。

アシストスーツ

第二の背骨でしっかりと腰をサポート!

サポートジャケットBb+PROⅡ

ユーピーアール株式会社

腰の負担を軽減する3つの独自機能を搭載!

第二の背骨となるバックボーン(Backbone)を背面に配置した外骨格型のアシストスーツです。

本体重量は約600gと軽量で、ジャケットを羽織るように颯爽と装着することができます。

 

背面のバックボーンの作用により過度な前屈み姿勢を抑えることで、背骨や腰にかかる負担を軽減してくれます。
また、背骨と腰の理想的な姿勢へと誘導してくれるフォームナビ機能をもっています。

 

大型の腹部ベルトにより腹圧を高めて作業時の腰椎や椎間板への負担を軽減してくれます。
大腿部後面には脚の筋力補助を目的としたマッスルベルトが配置され、前屈姿勢や起き上がりの力を補助して作業動作の疲労軽減に役立ちます。

画像提供(https://www.upr-net.co.jp/suit/)

タイプ価格(税込)  動力レンタル
動力なし・外骨格タイプ5万円以内  なし  なし

サイズ:S・M・L・LL・3L
重量:約600g
中腰サポート:あり
使用場面:屋内・屋外
特徴:

1.フォームナビ機能
第二の背骨が、背骨と腰の理想的な姿勢へと誘導し、体幹の前傾角度を抑える作用によって背中や腰部椎間板への負担を軽減してくれます。
2.ランバーサポート機能
大きな腰ベルトで背面から腹部を包み込むことで腹圧を保ってくれます。
3.マッスル機能
大腿部後面のマッスルベルトで、脚の筋肉を補助し作業での前屈姿勢や起き上がりの力をアシストしてくれます。

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空気注入を自分で行うアシストスーツ

マッスルスーツEvery

株式会社イノフィス

働く現場から日常のちょっとしたことまで腰をサポートするコンセプトで作られました。

手動式空気入れで空気を注入し、膨らんだ人工筋肉の反発力でアシスト力を発揮します。

ソフトフィットとタイトフィットの2種類があり、ソフトフィットは35度にかがんだ状態から補助力が発生するので、少しかがむ作業には不向きですが、荷物の持ち運び作業などに適しています。

タイトフィットは少しかがんだ状態から補助力が発生するので、介護でのベッドメイクや清潔介助などの中腰姿勢の保持に向いているようです。

郊外のホームセンターやECサイトでも購入できます。

画像引用(https://innophys.jp/product/)

タイプ価格(税込)  原理レンタル
動力なし・外骨格タイプ15万円前後空気圧式    なし

サイズ2種類(身長150~185㎝に対応)
重量:約3.8㎏(カバー含まず)
中腰サポート:あり
使用場面:屋内・屋外
特徴:空気の注入量でアシスト力を調整します

   安心の防水防塵 IP56
   電力不要

【装着の感想】
エアを注入するタイプのアシストスーツです。利点は価格面とバッテリー切れの心配がないというところです。
体幹を前屈させてから戻す際にエアの反発力を利用して身体を起こすアシストをしてくれる方式です。
エアの注入量によってアシスト力は変わってきます。歩いたり移動をする際は、注入したエアを抜くと歩きやすくなります。
中腰サポートの実感はもたれかかっている感が大いにありました。

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活躍する場面は移乗だけ?

介護の現場でアシストスーツを使用する場面は?

ベッドから車いすへ移る、「移乗介助」の場面を想像されることが多いのですが、
実は、中腰での反復作業となる排泄介助(オムツ交換)や着衣交換の場面で効果をしっかりと感じるという声が大変多いです。
他には、体位変換やトイレ内での立位保持サポート入浴介助の場面でもしっかりと利用されています。

(AMED令和2年度 ロボット介護機器開発・標準化事業 資料より)

気になる防水性能

防水性能については各社しっかりと取り組まれています。

・J-PAS fleairy:IP55
・HAL®腰タイプ:IP54
・マッスルスーツevery:IP56

※IP54…全ての⽅向から水の飛沫を受けても影響がない
※IP55…全ての方向から水流を受けても影響がない
※IP56…全ての⽅向から強い水流を受けても影響がない

浴室内でも問題なく着用することができます。
でも、着用したままお湯につからないようにはしてくださいね♪

動きやすさや装着感は?

重いんでしょ…?

介護現場でははたらく女性が多いのも特徴です。
そのため、他産業で使用されるアシストスーツよりも軽量化を意識してい設計されていることがうかがえます。

以下、軽い順

・サポートジャケットBb+proⅡ:1㎏以下
・J-PAS fleairy:1.6㎏(装具除く)
・レイボエクソスケルトン:2.8㎏
・HAL®腰タイプ:3.1㎏(バッテリー含む)
・マッスルスーツevery:3.8㎏(カバー除く)

介護場面でのアシストスーツは、移乗介助の時にだけ着用するスタイルよりも、
オムツ交換や体交などの中腰姿勢になる作業を連続して行う場面で活躍することが多く、しばらく装着したままで過ごすスタイルになります。
女性や年配の方への装着し続けることへの負担が極力少なくなるようにアシストスーツの重量は大切なポイントです。

動きにくくなる?

次に、しばらく装着して作業をするという点では、「動きやすさ」というものが重要になってきます。

モーター式のアシストスーツでは、歩行や身体の動きを妨げない設計になっています。
身体の動きをセンサーが検知して作動する仕組みですので、歩いたりしゃがんだりする際はその動作を邪魔しないようになっています。
モーターを使っていないタイプでは、太腿部を支えるパッドが少し窮屈に感じる場面があり深くしゃがみこむことはしんどいケースもあるかと思います。
歩く際は大腿部とパッドの接触を外したり、空気を抜いたりすることで窮屈感は減少します。

もっとも、装着していること自体が動きにくくなるという意見もあるかと思います。
小柄な体格の方などは数キロあるアシストスーツを装着するだけで動きづらさを感じてしまうかもしれません。
このような場合は、なるべく軽量で小型のアシストスーツを選ぶ方がよいですね。

力仕事をするには少々ハンデがあるかと思います。腕力を鍛えたり、腰のストレッチをするなどして力仕事に備えるようにしていただきたいと思います。

慣れていくことが大事!

アシストスーツの導入では、「使いこなす」という状況になるまでに少々時間が必要です。

習熟まで2週間~4週間の日数が必要であるというデータがあります。

(AMED令和2年度 ロボット介護機器開発・標準化事業 資料より)

着脱操作、身体との一体感を感じるようになるまでには少し日数が必要、というところでしょうか。

アシストスーツに慣れていけば、一日の業務の中で多様な場面でもその効果を感じることができるようです。

(AMED令和2年度 ロボット介護機器開発・標準化事業 資料より)

条件別に考えてみると

価格帯から選ぶ

アシストスーツ
Bb+ProⅡ
every
J-PAS fleairy
レイボ
HAL®腰タイプ

耐久性(丈夫さ)から選ぶ

頑丈

アシストスーツ

重さから選ぶ

アシストスーツ

移乗・入浴用途から選ぶ

 

 

アシストスーツ

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アシストスーツ適応相談受付中!

・うちの職場や作業環境にはどんなアシストスーツが合うのかな?
・どのアシストスーツで作業負荷を軽減できるだろうか?
・腰痛対策について相談したい

といった内容の相談を受け付けています。
みなさんの作業環境に合ったアシストスーツやメーカーをご紹介していきます。

試してみるのがいちばん!

介護現場でのアシストスーツ選びについてご紹介しました。
入居者の特徴や施設の業務の特性など、またはそこで働く人の条件によって機種選びが変わってくるかと思います。

次のような内容で準備段階から活用までサポートしています。

(ATCエイジレスセンター 介護ロボット相談窓口資料)

どの場面でアシストスーツを使用していくのが、施設やスタッフにとって負担軽減につながるのか。
お試しをしながら確認していくことが大切だと思います。

介護施設でのアシストスーツ選びについてのご相談は随時受け付けています。

作成者:逢坂大輔(ATCエイジレスセンター 介護ロボット相談窓口アドバイザー)

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