株式会社シーエフロボタス

腕サポート機能がついたアシストスーツを試してきました「ATOUN kote 編」

アシストスーツATOUN MODEL Y + 腕アシスト機能「kote」を試してきました!

「アシストスーツ徹底比較」は大変多くの方にご覧いただいているようで、様々な業種の方から、

「当社の業務内容では、どれが適していますか?」
「実際に着用して作業を試してみたいんだけど・・・」

というお問合せをいただくようになりました。
メーカーさんや販売店さんをご紹介したり、状況に応じてデモに伺ったりさせていただいております。

アシストスーツについて興味を持っておられる方々が多いことを改めて実感しております。

さて、今回はATOUNさんにお招きいただき、腕アシスト機能「kote」を体験してきましたので、ご紹介したいと思います。

これまでのアシストスーツは、腰の動きをアシストすることを目的に開発されてきました。
腕アシスト機能「kote」はその名の通り、腕の動きをアシストしてくれる機能です。

指先のセンサーを操作することで、MODEL Y上部に搭載されたモーターがリストホルダーに取り付けたワイヤーを巻き取り、手首を引き上げてくれます。

アシスト力:最大約12kgf(片腕6kgf)
重量:約2kg
動作方式:センサー(片腕ごとに独立制御)
防塵防水機能:IP44相当

こちらのkoteは、MODEL Yに追加搭載する仕組みになりますので、
イメージとしてはこの様になります。

腰アシスト10kgf + 腕アシスト12kgfによって、圧倒的なアシストパワーが実現します。

〇それでは、装着してみましょう!!

後ろからはこんな感じです。
MODEL Y単体を背負っているのと同じ感覚。違和感はありません。

〇リストホルダーを巻いて、指先の黒いところがセンサー部分です。

〇20kgのビールケースを持ち上げてみましょう。

床からグッと上げる最初の動きは腕力が要るんですよねー。

〇上体を起こしきらずに腕力でケースを持てていますね。

持ち上げるたびに上体を起こしきる必要が無いので作業もスムーズになると思います。

〇この状態になると、腕力(上腕二頭筋の力)だけで持っています。
腰のアシストは効いていません。

後ろのロボットスーツも今度着させてもらおうと思います。

〇腕アシストは、胸の位置まで効いています。

積込み作業などこれまで腰のアシストだけでは出来なかった作業まで、アシストすることができます。

動画はこちらです。

〇ケースの他にも、平らで持ち手がない箱なども難なく持ち上げる事ができます。

親指のセンサー(黒い部分)と荷物を接触させることで、ワイヤが巻き取られます。

動きのタイミングは数回試してみればすぐに慣れることができました。

ワイヤーだけでつながっているので、アシスト力がどれ位のものなのかと思っていましたが、非常にパワフルにかつセンサーのレスポンスも良く、身体とうまく同調しているという印象です。

ATOUNさんのセンサー感度は、MODEL Yの時から感じていたのですが、非常に反応が良いです。身体の動きにしっかりと反応してくれる印象です。


これまでの腰アシストスーツ(軽作業用)ではカバー仕切れなかった、20kg以上の重量物運搬が楽に行えるようになると感じました。

ATOUNさんからは、


負荷軽減の効果として、
①【持ち上げ連続作業(5分間、重量物12kg)での、心拍数が最大23%軽減】
→アシストありのときは、「疲れる」ゾーンに入らない!
→5分間の心拍数は90台後半から110回/分以下で推移。

※自覚運動強度(RPE)の目安より、作業中の心拍数は「楽~普通」のゾーンであったと。
※ゾーンは、「楽・普通・やや疲れる・疲れる」の4段階で設定されています。


②【腕の筋活動が(上腕二頭筋の平均筋電位)、約70%以上軽減】
→持ち上げ時:約70~80%軽減
→持ち上げた荷物の保持(胸骨下部付近で):約75~80%軽減
※荷役の繰り返し作業や保持する作業時の上腕部筋肉の負担軽減が確認できました。


③【繰り返し作業での作業効率については】
地面から高さ70cmの台への持上げ⇔持下げ動作(30分、重量物12kg)を、
【アシスト無し・MODEL Y着用・MODEL Y+kote着用】の3パターンで計測したところ、アシスト機能を使用した方が荷物を運搬できた回数は増加しました。
→MODEL Y着用時:平均16.3%up
→MODEL Y+kote着用時:平均33.5%up

この3点は、労働安全衛生や作業管理の観点からも非常に注目すべき内容です。

高すぎる心拍数が続くことは疲労感の蓄積にも繋がるためおススメできません。

特に、繰り返し作業の効率判定については、20代・30代・40代の男性でそれぞれ比較されています。40代の方の運搬回数は20台の男性の半分ほどになっています。
もちろん体力差など個人差はあるのですが、腰痛発生率や体力の曲がり角、といった面を考慮すると、40代以降はアシスト機能を活用して作業をしていく必要があると感じます。
この作業効率の改善については、人手不足であったり、働く人の高齢化などに対して考えていかなければならない問題です。

アシスト機能というよりも、人間拡張といった表現が相応しいかもしれませんね。

今回ご紹介した「kote」の資料はこちらからご覧いただけます。

ATOUNさんが目指す「パワーバリアレスな社会」の実現に向けて、一台でも多くみなさんの作業場で活用される日が来ることを願っています。

お招きいただきました株式会社ATOUNのみなさま、ありがとうございました。

作成者:逢坂大輔(理学療法士・作業管理士)

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